2008年2月29日金曜日

冤罪事件がまた一つ???!

この国の警察の出鱈目ぶりを証明するような事例がある。来週に判決が出る【引野口殺人・放火事件】だ。今、マスコミではロス疑惑事件の三浦和義氏が身柄拘束されたことを連日報じている。その一方でこの引野口殺人・放火事件が然程報じられないことを残念に思う。
冤罪事件を思う時、いつ何時自分の身に降りかかっても不思議でない恐ろしさを禁じえない。この事件で、逮捕起訴されている片岸みつこさん(容疑者や被告とは呼びたくない)の一日も早い無実の証明と警察・検察当局の謝罪を期待する。多くの冤罪事件では、逮捕された人が執拗な警察の取調べから解放されたい為にウソであっても自白してしまうという。しかし一貫して否認している片岸みつこさんの精神力には敬服せざるをえない。
逮捕されたのも、事件から約二ヵ月後で、しかも別件逮捕である。逮捕容疑は窃盗と威力業務妨害なのだが、その窃盗容疑もそもそも日常生活で犯罪と言えるものではないのだ。窃盗容疑はお兄の生前の言いつけ(子供の学費等を預金から充ててほしい旨)に沿って、兄の後見人の指示のもと行動したもので、着服したり流用したりは一切ないものである。また威力業務妨害にしても 2年前の身内の揉め事で、兄宅に開業していた公文塾の一部を、母と兄が使用する為に明け渡しを要求し、仕切りを作ったものです。当時警察は民事不介入という事で事件になりませんでした。既に解決していた事件を利用して逮捕しているのです。
この様な不当逮捕で長期間身柄を拘束した挙句、警察のSとも思える人物を留置場に送り込み、その証言のみを証拠として、【殺人罪】及び【放火罪】で逮捕されたのである。Sと思われる女性は警察に協力した褒賞なのか自分の事件は軽く扱われたのである。
警察は逮捕しようと思えばどんな人間でも容疑を作り上げ逮捕するのだ。こういった捜査のあり方を改めさすには、検察がしっかり真実を見抜く土からを持たなければ成らない(起訴できるのは、警察ではなく検察だけだからだ)しかし現状は検察が警察の下請けのように成っているのではないのか。日本の司法の(裁判所も含め)お粗末さを改革しなければならないのではないか。

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