2008年2月18日月曜日

京都市長選挙に思う

昨日、12年間続いた桝本市政に替わる新しいリーダーを決める選挙が行われた。4人の新人によって争われた市長選挙であるが、最も残念だった事は投票率が37.82%と前回より0.76%も低かったことである。
この投票率の低さは、市民の市政に対する関心の低さそのものではないのだろうか。間接民主主義に於いては選挙でその意思を表現する事が基本であろう。京都市の不祥事は全国でも例を見ない多さであり、桝本市政の12年間で93人もの逮捕者が出ている異常さだ。こういった事も、市民にその責任の一端があると言うことであり、偏にこの投票率の低さを見れば当然なのかもしれない。
今回当選された新市長の、得票率が36.66%であり、全有権者の13.86%支持しか得ていないのである。選挙の時にも関心が持てないものが、その後の市政に関心を寄せるとは思えない。民主主義を蘇らせ、京都市の再生の為には、これから市民がどれだけ市政に対して関心を持てるかにかかっていると言えよう。
新市長の門川氏が、教育長時代に何をしてきたかを考えれば、任せ切りにしてはどんなことをするか分からない不安がある。
元京都市民の一人としては大変残念な選挙であったと言えよう。

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