私と全く同じ思いの記事を、今日の朝日新聞朝刊で見つけました。松浦祐子記者が書いたものでそのまま転載します。
「こんな当然の判決が、主要新聞の1面をそろって飾るなんて・・・・」。日本マクドナルドの店長を管理監督者(権利職)と認めなかった東京地裁の1月の判決に、労組関係者は喜びながらも戸惑いを見せた。
労働基準法では、労働時間管理や残業代の支払いを免除される管理職は、経営者と一体的な立場にあるような一部の人に限られる。慶弔や傷病時でさえ休めなかったこの店長の働き方が該当しないのは、労働法を知る人の間では常識だった。だが、多くの業界に「名ばかり管理職」がはびこるなか、不払い残業をさせられる労働者の疑問や怒りの声は後を絶たない。
企業活動は労働者の提供する労働力で成り立つ。だからこそ経営者には、労働者に労働時間に応じて賃金を支払い、健康を守るために労働時間を管理する責任が課せられる。その当然の責任を放棄し、利益ばかりを追求する経営者は「名ばかり経営者」と言わざるを得ない。厚生労働省は労働者保護はもちろん、公正な競争のためにも管理職基準の厳格な適用を企業に指導すべきだ。
このマクドナルドの経営者に関しては、2月9日にも書いたhttp://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=525660&log=20080209ことではあるが、怒りと共に再度採り上げた次第である。
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