2008年2月4日月曜日

庶民の声を無視するな

まだ原因が判明していない、「中国製冷凍餃子中毒事件」である。しかし、昨年末に餃子を食べて中毒を発症してからの初動対応の遅れは紛れも無い事実として明らかになっている。
特に問題と感じた一つは、「千葉市保健所」の対応である。報道によると、昨年12月28日夜、二女とともに自宅で餃子を食べて不調を訴えた女性が、年明けの4日食べ残した餃子を千葉市保険所に持ち込み検査を依頼したのを断ったという。その後、同じパックの餃子からは千葉県警の鑑定検査でメタミドポスが検出されている。
【千葉市保健所は、市民の健康と安全を守るため、様々な問題に取り組んでいます】と言っていながら、その市民の訴えを門前払いにする神経が分からない。昨年大問題になった「ミートホープの牛肉ミンチ偽装事件」の時も、この事件が明るみにでる一年以上前から、農水省にサンプルを持ち込み内部告発を行っていたが、まともな対応をしてもらえず追い返されていたことがあった。
告発の声を無視した対応の教訓は今回全く生かされていなかったということになる。この様な、公務員の対応を許していては同じ事を繰り返すだろう。何故こうなるかという一因に、信賞必罰主義が公務員にないことだろう。ミートホープの時、対応した農水省の担当者やその上司が処分されていないのではないか。
今回も、千葉市保健所の担当者や所長は多分お構いなしであろう。それを許してはならない。厳しい処分を科し、即刻公表すべきである。

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