2008年2月7日木曜日

日清食品の英断に拍手!

日本たばこ産業(JT)と日清食品の冷凍食品事業の統合計画が白紙撤回された。
統合撤回の原因として、食の安全に対する両社の認識の違いという。それが明白になったのは、今回発生した「中国製冷凍毒入りギョウザ事件」でのJTの対応の仕方に対する、日清側の不信感があるという。
日清食品の安藤宏基社長が「食品会社で中毒事件を起こしたら即座に対応する」として、商品苦情対応の遅れが事件の拡大を招いたとし、危機感の認識の無さを批判されていた。JTは「決して水準を下回る安全管理ではなかったと思う」と反論している。
しかし、11月にも苦情を受けていながら、今になって検査しているなど対応の鈍さは明白である。これが水準を下回らない安全管理というなら、その水準そのものが安全管理上機能しないということであろう。
両社のこの違いは何処にあるのだろうか。その答えを知り合いの調理師のかたからヒントをいただいたので紹介する。
『何も分からない業界に入った人が利益のみ追求をするともの凄く仕事の出来る人の様に思えるのは日本人の特徴なんですかぁ~ あ~残念日本人はブランドに弱いです。業界一筋のメーカーなら少し信用しても良いですが、他業種から来たメーカーなら疑った方が良いです。』
即ちJTは異業種からの参入で、利益優先主義に走り、安全は二の次になってしまうということでしょう。JTというブランドはタバコとしては確立していても、食品に於いては二流以下と考えるべきでしょう。

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