2008年1月12日土曜日

補給支援特別措置法、衆議院で再議決!

「補給支援特別措置法」が参議院で否決されたが、衆議院で三分の二以上の賛成で可決成立した。当初、再議決は政界の混乱を招き、衆議院解散に追い込まれる危険があり難しいのでは、との見方が一部にあったように思う。その流れを変える要因の一つになったのが、学者らでつくられて「21世紀臨調」の「再議決しうる権限を封印する必要はどこにもない」という提言にあったという。
その、「21世紀臨調」メンバーの一人である、増山幹高・慶応大学法学部教授が今回の再議決が行われたことを「朝日新聞」で述べている。
それによると、「再議決は憲法上、常にありえる話で、講師が非常事態だという認識は間違いだ。国民は『参議院で与野党逆転していても政治は思ったより混乱しない』とわかったのではないか。」「与党が衆議院で三分の二を占め、再議決による成立が動かせなかったにもかかわらず、民主党は時間引き延ばしだけに終始した」と批判し、「二院の意見が一致しやすくするような仕組みが必要だろう」とまで語っている。
衆議院480名、参議院242名もの国会議員がいる現状で、二院の意見が同じになるような仕組みをつくったら何の意味があるのだろう。もっと少人数で一院制で充分ではないか。今回、衆参でねじれが発生したことにより明らかになった事実も多くある。隠蔽された情報がまだまだあるとは感じるが、これからも違った見方で議論を尽くしてもらいたいものである。
安倍内閣時代の、数を頼りのの強行採決オンパレード時代よりはましと考える次第である。それにしてもこの若き教授(43歳)の意見には承服しかねる次第だ。

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