2008年1月2日水曜日

54年振りに、6000人を下回った。

昨年の交通事故に依る死者が5743人で、1953年の5544人以来54年振りに6000人を下回ったというニュースに接した。亡くなられた方一人一人にはそれぞれの人生があり、残された親族の方の悲しみはこの様な数字で表されるものではない。しかし、最悪期であった1970年の16765人から減少し、一時期増加に転じた時があったにせよ、7年連続減少した事は評価しなければ成らない。
その反面、自殺者は2008年に30000人を越えてから毎年連続している事実を重く受け止めなければならない。特に男性高齢者の自殺者が極端に多いという。その理由も健康問題に次いで経済的な問題で自殺する人が如何に多いことか。
昨年、金銭問題対策の一環として貸金業の金利規制の強化が実施された。このことだけで借金問題で苦しみ、自殺する人が大幅に減少するとは思えない。しかし、国家的プロジェクトとしてこの自殺者対策に取り組むべき時が来ているのだはなかろうか。

0 件のコメント: