2008年1月10日木曜日

懲りない、国土交通省!

国土交通省近畿地方整備局がダムを造り続けたいが為、新たな目的を強引に造り出した。三重県伊賀市に計画されている「川上ダム」建設の目的は従来、「治水と利水」と国交省は説明していた。しかし当初の利水計画にあった奈良県と兵庫県西宮市がその利水計画から撤退を表明し、さらに三重県も利水量を削減した。その為、約1,000万トンの水が余ることなった。
このままではダムそのものの建設推進が出来ないと考えたのだろう。何が何でも建設を推進したい国土交通省は、既存の淀川水系のダムの「長寿命化容量」なる新しい屁理屈を考え出したというのである。
この点は、専門家からも「不要なダムを造るために新たな理論を持ち出した」との批判がでているという。
ダム建設の是非に関する問題もそうだが、新幹線建設問題も道路建設問題も全て造らんがための理由を無理やりつくって強引に推し進めるやり方はもう止めにすべきではなかろうか。財政厳しき折、従来の考え方を根本から改め、不要不急の物は凍結すべきである。
建設業界と官僚が一体となってこの国を食い尽くす事は許せない。

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