テレビのサンデープロジェクトを観た。与野党四党の幹事長・書記局長がガソリン税の一般財源化や暫定税率に関して議論していた。その中で北側一雄公明党幹事長の発言で聞き捨てならないものがあった。確り記録していないので正確には記せないが、大よそ次の通りである。「今月末までに法案を通さないと、地方は国からの交付金を含めて1兆6千億円の歳入欠陥が生じ、既に地方は予算組みをしており、国民生活が大混乱をきたす。」というものだったと思う。
この発言ほど国会(即ち国民)を馬鹿にした発言はないだろう。政府・与党の決めた事は粛々と異議を挟まず、法案成立させないと大変な事態になると脅しているのである。政府提出の法案を審議し、問題点が明らかになればそれを改めよりよいものにして成立さすのが国会ではないのか。衆議院の審議を通じて道路特定財源の使途に関して様々問題点が浮き彫りになった。今後10年間59兆円もの大金を道路を造り続けるためだけに使うことの疑念も出てきているのだ。
同じ公明党の冬柴鐵三が国土交通大臣だからと言って、余にも露骨な擁護発言と言わざるを得ない。公明党は自民党以上に国民の方を向いた政治を行っていないことの証明である。自民党の伊吹文明幹事長を擁護する気はサラサラない。しかし自民党の一部から特定財源を見直しても良いとの柔軟な発言があることが報じられている。公明党にはその様な事が全く皆無だということだ。
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