2008年3月6日木曜日

福田首相、何か違うのでは??

福田首相が、メールマガジンで「今こそ改革の果実が給与として国民、家計に還元されるときだ」と今年の春闘での賃上げを経営者側に求めるようなコメントを出した。
一方、渡辺行革担当大臣と町村官房長官の間で、真っ向から対立してより一層の混迷を深めている『国家公務員制度改革基本法案』については、静観を決め込んだかの様に「いま相談している最中でしょ。2人で話していずれ結論を出すことだと思います。」等と何時ものように『他人事』を決め込んだ様な発言をしている。

全く逆ではないのか。春闘では、経営者側労働者側どちらにも与せず両者に結論を委ねておくべき問題ではないのか。民間企業の賃金に関し、一国の首相の立場で如何様にしようというのだ。何も賃金を上げなくても良いと言っているのではない。総理が口出しすべきで無いといいたいのである。
公務員制度改革に関しては、首相としてリーダーシップを発揮し、明確な方向性を示してその具体的実現に担当閣僚があたれるような発言をすべきであろう。

首相自ら責任の無いことには口を出し、重大な責任の及ぶ案件に関しては口を塞ぐ等、一国の首相として有るまじき事である。

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