志布志捏造冤罪事件で、鹿児島県警が警察庁長官表彰を受けていたという。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080303-00000030-mai-soci表彰理由が県議選を含む統一地方選の選挙違反捜査が評価されたためとされる。
正確には知る由も無いが、鹿児島県警が選挙違反摘発に異常な執念を燃やし取り組んだのは、偏に警察庁からのノルマがあったのではないのだろうか。成績を上げる(ノルマ達成)の為には事件を待って摘発していては間に合わないのだろう。事件そのものを作ってでも摘発してこそノルマを達成できると考えるのが自然だ。
この警察のノルマ主義は過去の拳銃摘発においてやらせが頻発したことでも弊害を指摘する事が出来よう。この時は問題が表面化したら組織として改めるのではなく、現場の担当警察官に責任の全てを押し付けて幹部の関与をうやむやにした。
事件の検挙率が低下している昨今、検挙率を上げることに取り組むことそのものは悪いことではない。その為には捜査技術を高め、国民に信頼される警察組織となって、遍く国民に強力してもらう事が肝要だろう。
ノルマ主義の為、現場の警察官が一件でも多く検挙したいが為に、難事件より、自転車泥などの軽微な犯罪に血眼になっているとも聞く。その様な数字合わせの活動より犯罪の無い社会にする為に、地域住民と共に防犯活動に注力している真面目な現場警察官が評価されるようにならなければいけないのではないか。
今回の表彰は、警察庁が取り消す事がノルマ主義是正の第一歩であろう。
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