2007年12月23日日曜日

民主党に失望!

元々、民主党にそれ程の期待をしていない身からすれば、失望することもないのだが、昨日の朝日新聞朝刊4面の記事「ニュー族議員出現」を拝読し、「政・官・財」のもたれあい構造はたとえ政権交代が起こっても無くならないことを強く感じた。
参議院選挙の結果、政権交代が現実味を帯びて来たとたんに民主党にも新しい族議員が出現しているというのである。民主党の税制調査会総会で道路特定財源の一般財源化を柱とした大綱素案が説明された時、次の内閣・国土交通副大臣の大江康弘参議院議員(比例区)が反対派の先頭に立って反対したという。又、次の内閣・国土交通省の長浜博行参議院議員(千葉選挙区)も数日前に、この考えの受け入れを拒否した。
この二人の議員は元々の道路族では無いという。7月の参議院選挙で当選し、民主党の国土交通部門会議の主宰ポストに就たという。そこで地方からの陳情で「道路財源を確保して欲しい」と多数求められた為、この様な行動に出たのだろう。
参議院選挙で民主党が勝利しなければ、たとえ同じポストに就いていようとも、この様な陳情を受けることもなく族議員に成り下がる事は無かったのだはないか。
第二自民党の出現を想起させられるこの現象を嘆かずにはいられない。「族議員が窓口となって業界の要望を実現し、選挙の際に業界が票で返す」この構図こそ断ち切らなければならないものなのであろう。いつまでたっても組織も無い一般国民の方をみた政治など実現されるものではない。

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