福田内閣の支持率が急落している。朝日新聞社が12月19、20日に実施した全国電話世論調査に依ると、支持するが31%で前回調査から13%の大幅低下。支持にないも48%で前回より12%増えて、支持するとしないが逆転した。
各報道機関が行うこの様な支持率調査には結構バラつきがあり、この調査をもって全ては判断できない。又、政治は支持率を上げる事が目的ではないので一喜一憂することも無いかもしれない。だが、この支持率低下の原因は明確に把握するべきであろう。
困った事に、支持率低下について記者団に聞かれた福田首相は「間違ったことをしているとは思っておりません。」と述べたと言うのである。この感性の鈍さは国政を運営していく責任者として大問題である。
年金問題での他人事の様な発言の繰り返し、独立行政法人の整理合理化計画でのリーダーシップのなさと先送り体質。そして、政治決断を迫られた、薬害C型肝炎訴訟の和解協議での無責任発言と官僚任せのやり方。
官僚の言いなりになっているとさえ思えて仕舞う情けなさ。官僚の親分の首相を望んではいない。国民の負託をうけた国会議員としての政治家たる首相であるべきだ。それが議院内閣制というものだろう。福田内閣の現状は【官僚内閣制】と言っての過言ではない。
安倍、福田と二代も衆議院選挙で国民の信認を受けていない首相が続いている。一刻も早く衆議院を解散し政権交代での現状打破を期待する。
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