2007年12月22日土曜日

忍び寄る不気味な力!

何事も最初は気づかない形で物事は始まる。今日の新聞記事で大変不気味な予兆と思える記事に遭遇した。
「マクド食べてはいけない」という週間現代の中つり広告の「食べて」を黒塗りにして掲出したり、「食べてはいけない」を削除して、記事の脇の見出しを拡大したり、はたまた掲出を見合わせた鉄道会社までもがあるというのだ。
鉄道各社は、掲出ガイドラインを作ったり、独自基準を設けそれぞれの裁量で判断しているという。「内容が明白な事実と確認できない」や「通常認めてない意見広告にあたる」など「表現上に問題がある」としている。鉄道会社の中には、「駅構内のテナントにも入っており『食べてはいけない』商品を販売している認識は無い。」というところまである。
一見、鉄道会社の対応は問題の無い様にも思えるが、この様なことを許しておくと取り返しの付かない事態に発展する恐ろしさを感じずにはいられない。
週刊誌や雑誌などの中づり広告で、その記事が「明白な事実と確認できない」から掲出をしないと言う事は、その鉄道会社は世の中全ての事象の事実確認能力があるというのか?世の中を揺るがすスクープ記事だった場合、それこそ今まで確認できなかったことの内容ではないのか。一部違いこそあれ、各鉄道会社がこの様な対応をするということは、自主規制の名を借りた何か強い力が働いているように思える。
言論統制的行為は小さな内に摘み取っておくべきである。

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