昨日開かれた、福田首相主催の「桜を見る会」での福田首相の発言が大きく報じられている。。「物価が上がるとかいったようなことがあるが、しょうがない事はしょうがないので、耐えて、工夫して切り抜けるのが大事なんです」と強調したと言うのだ。
最近の食料品の値上げは政府の失政に原因の一部があるとも言われている。特に、小麦粉やバターなどは農水省の失政だろう。食料品以外でも、国民年金の保険料がアップした。また、75歳以上の高齢者で今まで息子などの扶養家族だった人たちの新たな健康保険料(後期高齢者医療制度)負担など。
収入増が全く期待出来ない多くの低所得者の最低限の生活さえ脅かしている物価値上がりや保険料負担増である。どう耐えて、どう工夫せよと言うのだ。この様な物価高騰と全く無縁の生活をしている福田首相なのだろう。また、しょうがない事はしょうがない。などとよくも言えたものだ。国民の生活を守る政治など全くする気すらないこの発言は容認する事は出来ない。
年金からの後期高齢者医療制度の保険金天引きは、高齢者が支払いに行く手間を無くした良い制度だなどと詭弁を弄している。国民年金しか収入の無い人から保険料を徴収する制度そのものが間違っている。国民年金は最低限度の生活を営む為のものであり、支給金額もその様な観点から決定している。実質その支給額を引き下げる行為そのものだ。憲法25条を尊重する政治の実現を切望する。
工夫するのは、福田首相貴方なのですよ。国民ではありません。それを自覚すべきです。
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