2008年4月8日火曜日

着服は想定の範囲内とは!

最近自治体などが、徴収率をアップする目的でコンビにでの支払いを可能にしている。我が自治体でも納税者の利便性向上との名目の下コンビに支払いが可能になった。そんな中、コンビにで市県民税を納めた男性に市から督促状が届くという事件が発生した。コンビにの店員がレジを操作し、納税の情報を削除してそのお金を着服していたと言うのである。
男性が領収書を保管していた為、店員の着服が判明したというのだ。しかし、市は「コンビニで納税した場合は領収書とレシートの両方を保存して」と呼びかけている。というから呆れてしまう。銀行で振り込もうと、何処から支払おうと領収書は○○年間保存してください。というならまだしも何故コンビニの支払いだけにそのような呼びかけをするのだ。
社会保険庁が年金の支払い者に何十年も経ってから払ってないと言い、領収書の提示がないとその支払いを認めないという許し難い事例があったばかりである。
今回は男性が領収書を保存していた為支払いを証明できたが、もし紛失していたらどうなっていたかと思うと恐ろしい限りである。コンビにの店員は信用できない人が多いので、支払いした人は領収書を保存していないと払ったとは認めませんよ。と最初から言っているようなものである。幾ら民間委託流行の昨今とはいえ、この様な信用の出来ないところに収納業務を委託する事があってもいいのだろうな。当然答えは否である。徴収率アップを目指すのは当然であるが安易な方向に流れないでもらいたいものである。

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