2008年4月3日木曜日

「第七芸術劇場」頑張れ!

映画「靖国」の上映を中止する映画館が相次ぐ中、当初予定通り5月10日から公開することを「第七芸術劇場」が表明した。不当な圧力に屈する映画館がある中、この事に対して評価すると共にこの劇場に街宣車などが押しかける事が無い様注視しなければならない。
今回の動きの発端となった、自民党稲田朋美衆議院議員の行動に対し、「何も上映中止を訴えてのではない。文化庁所管の独立行政法人『日本芸術文化振興会』から750万円の助成金を受け取っている。この映画が『政治的宣伝意図を有しない』との助成要件を満たしていないのではないか。ということを問題提起しただけであり、表現の自由を侵す意図は無い。上映中止はあくまで劇場側の自主的判断だ。」などと詭弁を弄する輩がいる。
小生はこの映画を観ていないので何とも言い難い。しかし、試写を見た国会議員の評価もまちまちである。ならば、逆に広く公開を呼びかけ、多くの人に見てもらい議論した上で助成金を出すに値する映画か判断すべきだろう。公開を躊躇わす様な行動をすることは、文化芸術の表現の自由を制約する不当な行動そのものと自覚すべきだ。
100歩譲って、助成金を出すに値しない映画だとすれば、それは公開を予定している映画館に不当な圧力をかけるのではなく、文化庁若しくは日本芸術文化振興会に異議を唱えるべきであろう。その力を大とする為にもより多くの人に見てもらい同じ思いの人を多くする事が本筋ではないのか。その事からも、今回の事は表現の自由に対する挑戦であり許し難き行いだ。頑張れ「第七芸術劇場」

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