2007年11月17日土曜日

市の「事業仕分け」傍聴に行って来ました。

市役所で行われた「事業仕分け」は先ず事業を担当する課の所属長が事業説明を行い、事業仕分け委員が質問をし問題点を浮き彫りにします。そして事業仕分け委員がその事業を今後どの様にすべきかを仕分けて行き、その理由を明確にすると言うものです。

今日は3班に分かれてそれぞれ10事業が対象となりました。何分同時進行なので30事業全てを傍聴する事は出来ません。(残念なことです)

傍聴した事業は
1・公営住宅
2・消防団活動事業
3・小公園維持管理事業
4・地区会館
5・公衆便所
6・市民サービスセンター
7・老人憩いの家
8・土地基盤整備推進事業
9・農村地域水質保全対策事業
10・図書館
です。
個々の事業には当然それぞれ必要性や問題があるのですが、総合的に感じたことは次の点です。
市の事業に対する考えの根本は、前例踏襲の事なかれ主義と縦割り行政の弊害に満ち満ちている様に感じました。それと行政の宿命かもしれませんが単年度主義によるコスト意識の低さも気になりました。事業仕分け委員の質問はどれも市民感情に照らして尤もと思えるものばかりです。一部(大部分かな?)のしの担当者はただ決められた仕事なのでそれに疑問も抱かず粛々と仕事(作業)を行っていて考える(改善や見直し等々)事が苦手なのか質問に答える事が出来ない場面が多くあったのには失望しました。

事業のそもそもの目的すら理解していないでよくも市の行政が務まるものです。

ある事業など、計画があるからとのんべんだらりと30年間も続けているのには驚きました。又、計画があった為に粛々と「ハコモノ」を作ったがその必要性の論議がなされていなかったり、その管理に苦慮している有様です。此処には作るときの何か不透明な力があったように感じずにはいられません。

それぞれの事業を市民(利用者)の立場から考えた分かり易い形にすべきものが多々見受けられた。担当課の為の事業であってはならない。同じような事業を複数の課が担当してそれぞればらばらにするのではなくトータルコーディネートを行い一元化すべきがある。

何れにせよ、市役所内部の論理で進められてきた事業に市民の目が入る事はこれからの市の担当者の仕事の進め方の刺激になっただあろう。

無駄に税金が使われる仕組みの一旦を知る事が出来ました。明日もあるので楽しみである。

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