私の所属している自治会では毎年二回、行政主導の「人権学習会」が開催される。其処では差別をテーマにしたビデオ上映や行政の担当者の話などがある。
日本の社会にはまだまだ色々な差別が存在している。それを無くす為に一人一人が偏見を無くして、自らの事と思い行動すべきだと、言葉での啓蒙をされる。
本当は、一般市民が差別意識を持って日々の生活を送って居るのではない。差別しているのは、国家であり市町村である。
その最たる事実を証明しているのが「京都タウンミーティング訴訟」であろう。原告の一人、朴洪奎さんを排除した理論構成こそ差別そのものである。それは「民族差別を訴える本に名前が出ているような人物をタウンミーティングに参加さすと反対活動をする可能性(危険)がある」というのだ。
他にも最近各地で問題となっている生活保護を申請する相談に訪れた人の申請を受け付けず門前払いする対応。
この様に、差別を日常行っている側が偉そうに国民(市民)に対して、言葉で「差別の無い明るい社会を築きましょう」等というのは欺瞞以外の何物でもない。率先して一切の差別の行わないことを実践する事が最も有効な啓蒙活動である。
その事が分かっているから、「人権学習会」をいくら開催しても参加者は役員以外殆ど無いのが現状である。こんな事に税金を使わないで貰いたい。
タウンミーティング訴訟裁判を傍聴しよう。
次回 2008年1月15日(火) 11:30~
次々回 2008年3月14日(火) 10:30~
何れも、京都地方裁判所です。
講演会等のご案内
11月23日(金) 13:30開場 14:00開始
占領下パレスチナは今
現地報告 「収奪のすすむなかでの開発援助はありえるのか?」
ファヒト・クディラートさん講演会 一般500円 学生300円
場所:京都大学文学部新館第一講義室
12月8日(土) 14:00~16:00
「軍隊は住民を守らない!」
-米軍再編・「集団自決」記述削除を考える
講演 糸数 慶子さん 500円
場所:京都府部落解放センター 京都市北区小山下総町5-1
奮ってご参加下さい。
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