2007年11月15日木曜日

一人のがん患者が国を動かした。

清郷伸人さんが、弁護士にも引き受けてもらえずたった一人で混合診療を認めない国を相手に闘った裁判の判決が、7日に東京地方裁判所であった。http://www.kongoshinryo.net/index.html敗訴した国(厚生労働省)は控訴の方針を示していた。http://www.jiji.com/jc/zc?k=200711/2007110900269&rel=y&g=pol舛添厚労相は色々パフォーマンスをしている。この問題も真摯に国民の為に対応すべきと思っていたが官僚の代弁者に成り下がっていた。

しかし、今日のニュースでは政府の規制改革会議は、答申に「混合診療」の全面解禁を盛り込む方針を固めたという。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071115-00000012-yom-pol裁判で法的根拠を否定され、改革会議でも厚生労働省の混合診療を禁止している論拠を否定されたは最早禁止を続けることなど出来ない事は明白である。

それにしても、清郷伸人さんの勇気ある闘いは絶賛されてしかるべきである。

国民の命を守るべき厚生労働省が数々の訴訟で国民と他って意的に闘う姿勢そのものを即刻改めるべきだ。

消費者保護を考えるべき厚生労働省は今尚、生産者(企業側)保護を最優先に考えているとしか思えない事が大問題である。キッコーマンがアメリカから輸入した「ソイアクト」という大豆のたんぱく質の粉末について、ことし5月、日本ではこの製品に禁止されている放射線照射が行われていた疑いがあることがわかった問題でも、消費者の求める企業名や商品名の公表を頑なに拒んでいる点でも明らかである。http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/15/d20071115000143.html事故を未然に防ぐ事が求められるのではないのか。

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