2007年10月29日月曜日

飲酒運転死亡事故で不起訴とは。

飲酒運転の増加に対して度重なる法改正が行われ【厳罰化】にすすんでいる。改正道路交通法施行後の飲酒事故発生状況が警察庁から25日に発表された。飲酒運転事故は350件で、前年同期と比べ243件減り、飲酒死亡事故は17件で同9件減少となって、法改正の賜物と言われている。

その様な社会情勢下、気になる記事があったので紹介したいと思います。そのKSBの記事は次のようなものです。《5年前、岡山市で起きた飲酒死亡事故で岡山地検は27日、車を運転していた元女子高校生の業務上過失致死罪について3度目の不起訴にしました。この事故は2002年12月、岡山市で当時19歳の中桐裕子さんが軽自動車にはねられ、死亡したものです。運転していた当時18歳の女子高生は酒気帯び運転の上、20キロから30キロ速度オーバーしていました。しかし、岡山地検は「中桐さんが飛び出したのが事故の原因」として、女子高生を業務上過失致死の罪では起訴せず、岡山検察審査会がこれまで2度に渡って「不起訴不当」を議決。岡山地検は、これを受けて再鑑定等を行ないましたが、「客観的状況から事故は回避できなかった」と判断。「酒気帯び運転が事故の決定的な原因と認める十分な証拠はない」として、嫌疑不十分で不起訴としました。今年12月21日に事件は時効を迎えます。中桐さんは、「鑑定結果の情報公開を求め、再度審査会に申し立てたい」と話しています。》

検察審査会が二度も不起訴不当と議決したのに、検察は三度目の不起訴としたというのだ。未成年が酒気帯びで制限時速をオーバーして死亡事故を起こして不起訴とはそれだけで納得できるものではない。被害者遺族の方も仰ってる様に、徹底した鑑定結果の情報公開をすべきである。これとは逆に、明日30日、例の警察の証拠捏造と思われる、白バイ警官死亡事故の被告となったバス運転手への高裁判決が言い渡される。この二つを比較すべきではないと思いつつ、ついその理不尽さを感じてしまうのは私だけだろうか。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今TVでやってていいこといった人がいました

飲酒状態で思考が曖昧で危険だから今飲酒運転が厳しく処罰されているのに、その飲酒運転している人の証言だけを信じた事故検証はおかしい、と

匿名 さんのコメント...

飲酒運転とはいえ、自転車を引っ掛けることはあっても、はね飛ばすのは普通起きないと思います。
またTV見ましたが、手の平に乗るような模型をバネで弾く実験は幼稚すぎます。
この事件に限っては検察の判断に分があると感じました。