2007年10月12日金曜日

裁判の傍聴を体験しました。

生まれて初めて裁判所に行って来ました。裁判員制度が始まるのを前に裁判所ってどんな所か知りたかったのと、もう一つの大きな動機は国家権力による重大な人権侵害事件である「タウンミーティング国賠訴訟」の真実を知りたかった為です。京都地方裁判所101号法廷で10:30から始まった裁判には約58名の傍聴人が来ていました。今日は原告側が第二準備書面の要点を読み上げる事が中心で約30分ほどで閉廷と成りました。テレビドラマにあるような原告と被告側の丁々発止のやり取りなど全くありません。被告側の京都市の反論は後日行われるようです。今日の原告側の主張の事実関係は被告の国側は大筋認めているようでした。しかしもう一方の被告である京都市は事実関係でも争っているのです。国が事実関係を認めても、原告が勝訴するかどうかは疑問です。国家賠償責任が無いとの主張を国は行っているようです。一回裁判を傍聴しても何がなんだかさっぱり分からないというのが現実でした。これからも続くこの裁判の成り行きは注視していくつもりです。気になった事は、裁判官とは威厳があり凛としてられる方々と思っていましたが、今日の三人の裁判官の内傍聴席から見て左側の若い裁判官は、原告側訴訟代理人の弁護士が話しているのみ真剣に傾聴しているようには思えない態度で大変不快に思いました。裁判が終わって、集会が約1時間行われたのですが、そちらは出て良かったと思いました。傍聴者の方の発言で、今の教育現場の荒廃ぶりが次々に語られていたのです。最近の「いじめ」の問題は児童生徒に問題があるというより、この国の教育システムが作り出しているようにさえ感じました。生徒が教育方針に疑問を感じても、気にくわないものは来なくても良いとする排除の論理が教育現場には蔓延しているというのです。文部科学省、教育委員会など上からの押し付けで雁字搦めになっているのでしょう。次回公判は、11月7日(水)10:30から次々回は、来年1月15日(火)11:30からです

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