2007年10月28日日曜日

国ってなんなんだろう。

日本のような島国に暮らしていると国境を意識する事は日常生活では殆ど無いと言っても良い。又、国内に民族紛争も抱えていない(アイヌ問題等を無視してきた負の歴史はあるが)それに引き換えアフガニスタンという国は多くの部族社会で出来ていると中村哲医師は仰っていた。パシャワール(パキスタン)にあった拠点をジャララバード(アフガニスタン)に移すことは大変なことで困難も伴うだろうと思ったら、先生は京都にある拠点を滋賀県に移すようなものだと例えられていた。即ち、あの地域に暮らす人々は民族も同じであり、国境を自由に行き来していると言うのだ。パキスタンにあった医療施設にもアフガニスタンから容易くやってこれるしその逆の可との事である。国境は勝手に決められて境界であり、生活実態とイコールではないというのだ。この様な地域は何も此処だけが特別ではなく地球上には他にも多くある。それを無理やり国境設定し支配を強調すつ事が紛争の火種と成っているのだろう。地球人が平和に暮らすために、国境の無き地球にすべきではなかろうか。その様な他愛も無いことを昨日の中村哲医師の講義を聴いてふと思った次第である。

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